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モラハラ妻との出会い

妻との出会いは合コンのようなものでした。

当時、僕は23歳のフリーター。
ある日、アルバイト仲間のYから「なあ、一緒についてきてくんない?」とお願いされました。
どうやら、Yには狙っている女の子がいてその子とカラオケに行くことになったはいいがお互い友達を呼んで遊ぼうと提案されたらしい。

確かにYは野獣のような強面の男なので、そう提案した女の子の気持ちもよくわかります。
そして僕は、当時付き合っていた女の子と別れたばかりで予定も空いていたのでオッケーしました。
結局、Yと自分、他にバイト仲間の二人という同年代の男四人が集まりました。
仕事は18時に一斉に終わる職場だったので予定が組みやすかった。

約束の日の夜

Yが主役なわけですが、自分もやっぱりワクワクしていました。
そして、待ち合わせ場所で女の子たちと初対面。

待っていたのはキレイめギャル四人組。
読者モデルとかしてるんじゃないか、と思うほど派手でオシャレな女の子たちでした。

前もってYから話は聞いていましたがここまでとは思ってもいなかった。
古着系女子やヤンキー女子とお付き合いしたり遊んだ事はあるけど、こういうタイプの女の子たちは初めてだったのでドキドキしながらカラオケに。

みんなでぞろぞろと部屋に入室。

毎回緊張してしまう一曲目、誰が歌うのかな…と思った瞬間、ササッと選曲してマイクを手に持つ人の姿が。

その人こそが数年後に僕と結婚することになったモラハラ妻でした。

恥ずかしがるという事もなく、カラオケやマイクの音量を上げ、堂々と熱唱。
しかも、めちゃくちゃ歌が上手い。
凄く自信に満ち溢れた表情で最後まで歌いきるなりビールをゴクゴク。
みんなから「上手い!」「やばい!」と褒められて満面の笑顔を浮かべていました。

年齢を聞くと「20歳だよ」とまたしても笑顔で答えてくれた。
笑うと目が細くなり目尻が垂れる…凄く優しそうな女の子という印象でした。

その後はみんなで歌い、お酒を飲んで楽しい時間を過ごしました。
キレイめなギャルというと冷たくてそっけないイメージでしたが全くそんなことはなく、みんなノリの良い女の子たちでした。

そして将来、妻となるギャルに連絡先を聞いて解散。
これがモラハラ妻との最初の出会いでした。

Yはダメっぽい。