なんで結婚したの？見抜けなかったの？という疑問や質問について
モラハラ被害者に一生まとわりつく第三者の疑問
結婚した相手がモラハラ加害者だった。
それを誰かに相談したりSNSで呟いたりすると、ほぼ確実に第三者から問いかけられる質問。
「なんでそんな人と結婚したの？」
「なんで見抜けなかったの？」
「そんな人を選んだあなたにも問題があるのでは…」
Twitterをしている方なら見かけた事があるかもしれません。
引用リツイートしてまで上記の疑問を投げかける人もいますからね。
上記の質問に、簡単ではありますが答えてみました。
「なんでそんな人と結婚したの？」
→普通の人だったから。何よりも好きだったから。
「なんで見抜けなかったの？」
→結婚してからモラハラが始まったから。
「そんな人を選んだあなたにも問題があるのでは…」
→普通の人だと思って結婚したらモラハラ人間でした。問題があるとすれば運が悪かったことですね。
…という感じでしょうか。
見抜けなかったお前が悪い
プレジデントオンライン・Yahooニュースに僕の体験談が公開された時、「見抜けなかったお前が悪い」という内容のコメントがいくつかありました。（結構あったかも？）
プレジデントオンラインにて紹介されました→
そう思われても仕方ありません。
モラハラ加害者の結婚前と結婚後の豹変ぶりは実際に体験してみないとわからないからです。
最近では、夫婦間のモラルハラスメントについての情報があちらこちらで取り上げられているので、どのような感じなのか知ってる人は知っているし、想像力を膨らませて理解してくれる方も多くいます。
ですが、知らない人は本当に知りません。
下記について想像もできないと思います。
お付き合いが始まり、数えきれないほどの思い出を作り、結婚したいと思えるほど愛情が募ったその時に、愛する人から「モラハラっぽい感じ」がしたらスパッと別れる事ができますか？
真剣に交際している人間にとってはかなりハードルが高いと思います。
この「モラハラっぽい感じ」が非常にやっかいなのです。
お付き合いしている段階でのそれは、普通の人がしてもおかしくない態度や行動だからです。
つまり、ただの感情表現です。
怒ったり、嫉妬したり、わがままを言ったり…普通の人と同じレベルと頻度でやってきます。
その度に「あなたはモラハラ人間です！さようなら！」と別れていてはどんな人とお付き合いしても数週間も持ちません。
何よりも本気で結婚したいと思うほどの愛情があります。
「恋は盲目」という言葉が当てはまるかもしれませんが、本当に些細な事に感じられるレベルの「モラハラっぽさ」なのです。※もはやモラルハラスメントではないのかもしれません。
愛情MAXの時点で「スパッと別れを選ぶ」もしくは「感情をストップし、別れを覚悟しながら様子見する」ことができる強靭なメンタルの持ち主でないとモラハラ加害者である恋人を回避できないと思います。
しかも、それはモラハラではなくただの感情表現だった…という可能性もあります。
一か八かに近いものがありますね。
ちなみに、結婚するまで怒りの感情を見せる事なく、優しくて全てを包み込んでくれるような素敵な人だった…という例もあります。
結婚したいほど愛しているという状況の中、感情を表現する恋人を見てあなたはどう思うでしょうか。
出会った時点でモラハラ全開の加害者と恋人になって結婚したと思っている
これ結構多いと思います。
「なんでそんな人と結婚したの？」
訳：毎日暴言吐いて、その時の気分で無視して、お金を独り占めして、態度で威圧するような人と、なんで結婚したの？
つまり、出会いやお付き合いの段階で加害者はすでにモラハラ全開だったと思っている人もいます。
被害者が、モラハラ完全体スーパーエディション状態の加害者に惚れこんで恋人になり結婚に至った…というストーリーが出来上がっているのです。
驚きですね。
はっきり言って、お付き合いの段階でモラハラ妻の本性が30%でも出ていたら別れています。
どんなに好きでもドン引きするレベルですからね。
これは、どの被害者も同じだと思います。
結婚、出産、マイホーム、仕事、地域との関わりなど、簡単に逃げられない状況を作りながらモラルハラスメントは始まり、どんどんエスカレートします。
モラハラ加害者は、どの時点で本性を現していいのかを見計らっているのです。
