モラハラ妻と離婚裁判
裁判所で妻と再会
前日から弁護士のY先生と裁判のための打ち合わせをしました。
相手弁護士に質問されると思われる答えをおさらいしたり、流れを教えてもらい裁判に挑みました。
僕が一番恐れていた事。
それはやはりモラ妻と顔を合わせなくてはいけない事です。
そのせいもあり、その時の記憶はほとんど残っていません。
そして裁判当日、妻と再会する日が来ました。
法廷に入り弁護士のY先生と並んで座りました。
目を閉じてずっとうつむいていた僕。
法廷に出入りする誰かの足音を聞くたびにドキドキする心臓。
いよいよ裁判が始まる時間。
顔を少し上げて視線を上げると対面にモラ妻と弁護士が座っていました。
モラハラ妻の様子
まず、宣誓書を読み上げる事から始まりました。
モラ妻と法廷の真ん中に出て、横に並んで宣誓します。
え!?一緒に並んで読み上げるの!?刺されたりしないよね…なんて心配しながら真ん中へと向かいました。
※裁判所によって違いがあるようです。相手と並んで立ちたくない場合は前もって伝えておくといいそうです。知りませんでした。
「偽らずに真実を話します。」
という内容の宣誓書をモラ妻と声を揃えて読み上げる。
離婚裁判が始まる。
改めて実感しました。
宣誓が終わると席に戻り、交互に前に出て尋問。
離婚裁判で一番印象に残っているのはやはり、
モラ妻の最悪の態度でした。
まるで生徒指導室に呼び出された反抗的な学生のような態度。
なぜか、自分が依頼した弁護士の先生に対しても喧嘩腰の口調でした。
そして、だるそうな態度。
僕が目の前にいるからなのか、依頼した弁護士とうまく関係が築けていないのかわかりません。
とにかく、誰が見ても「怒ってる?」と思うような態度でした。
これにはY先生もびっくりしたようです。
不倫三昧だったモラ妻が、弁護士の先生まで取り込んで何やらトラブルにでもなっているのではないかとY先生は疑っているようでした。
妻の不倫の証拠
結婚生活中、妻は不倫をしていました。
モラハラの証拠として音声を録音する事には成功しましたが、不倫の証拠は残していませんでした。
僕自身、不倫相手の男性の事についてはどこかの会社の社長という事しか知らず、名前もぼんやりとしか覚えていない程度です。
しかし、度重なる打ち合わせの中でY先生が言いました。
後日、妻が所有している銀行口座の大量の履歴が先生の手元にありました。
弁護士の先生って凄いですね…。
そして、その中に男性の名前で不定期に振込されている記録がありました。
僕の記憶にある薄っすらとしか覚えていなかった男性の名前と一致しました。
しかし、僕は不安に思ってしまいました。
不倫相手からの振り込みの記録だけで不倫として認められるのだろうか。
定期的に振り込みがあるにしても【体の関係はありません。金銭面で支援しているだけです。】と言われれば終わってしまう話のようにも思えてきました。
不安に思う僕に弁護士のY先生は笑いながら言いました。
「そんな人、いると思う?」
確かに「子持ちの人妻に何度もお金を振り込み続けるだけの男」っていないだろうな…。
モラ妻の嘘
いよいよ、モラ妻が裁判で不倫の件について尋問される時が来ました。
うろ覚えですが、こんなやり取りがありました。
先生がこんな感じの質問をした時でした。
嘘をついたあげく、全員に聞こえるレベルの舌打ちが法廷に響いた事を覚えています。
モラハラ以前に、人としてどうかと思う本性がさらけ出された瞬間でした。
離婚裁判終了
そして、離婚裁判が無事に終わりました。
やはり印象に残ったのはモラ妻の態度の悪さでした。
あとは結果を待つだけ。