職場でパワハラ・自宅でモラハラ
ブラック企業に入社してしまい上司から毎日パワハラを受けていた僕。
自宅に帰れば、相変わらず妻から怒鳴られ、無視をされるというモラハラ行為に怯える毎日。
心を休ませる場所がない
当時は心を休ませる場所がありませんでした。
モラ妻から「早く帰ってこい!」と怒られるため、始発で出勤。
朝っぱらからつまらない事でネチネチと攻めてくるパワハラ上司。
自分の機嫌次第で怒鳴りつけてくる社長。
取引先から会社に戻ると、何もすることがないのに事務所に居座り続けている上司たち。
パワハラ上司は社長に見つからないようにパソコンで釣具サイトを黙々とチェックし、社長はずっと黙って自分の爪を見つめています。
この人たちは何をしてるんだ?
と思いながら退社。
無言でひと睨みしてくるおじさんたち。
【上司よりも早く帰るとは何様だ】という気持ちが伝わってきました。(実際何度か言われました。)
本当にこんな世界があるんですね。
先日パワハラに耐え切れず退職したMさんは上司が退社するまで事務所にいました。
18時が定時なのに毎日のように22時くらいまで事務所にいたようです。
何の用もないのに事務所にいるのは自由ですがそれを人にも強要するな、と思いますね。
時間の無駄です。
今現在、僕は会社を立ち上げて法人化し、代表取締役社長という立場ですが、この時の社長や上司たちの気持ちは今も理解できませんし、理解したいとも思いません。
毎日のように残業しているスタッフがいたら心配になります。
事務所から出ると次はモラ妻へ連絡しなくてはいけません。
18時の定時から5分ほど過ぎると鬼のように着信があります。
ひどい時には定時前に「まだ終わんねーのかよ。」と電話がありました。
毎日のようにこのやり取りを繰り返していました。
それでも【いつかこの状況から抜け出せるはず、それまで頑張ろう!】と自分を奮い立たせていました。
原動力はやっぱり子どもたち
職場で上司から理不尽に怒られる毎日が続いても、妻に怒鳴られ無視される毎日が続いても、前向きに頑張れたのはやはり子どもたちのおかげです。
仕事で嫌な事があっても、家に帰れば玄関まで出迎えに来てくれる子どもたちの笑顔。
嬉しそうに「パパおかえりー!」と言ってくれるその声を聞いただけで嫌な事が全て吹っ飛びました。
疲れていた心をリセットし【明日も頑張るぞ!】と前向きになる僕。
しかし、その気持ちを潰しにかかってくるのはやはり妻でした。
こちらの都合はお構いなしのモラハラ妻
「働き始めてひと月で上がるわけないでしょ」と言えばブチギレるのでやんわりとそう答えました。
求人の募集要項には確かに【昇給あり】【賞与あり】と記載されていましたが、今は取引先に出向いて担当交代の挨拶を済ませ、業務の流れを覚え始めたところです。
給料アップやボーナスなんてまだまだ先の話でそんな事は考えたこともありませんでした。
キレさせないようにやんわりと答えました。
結局、モラ妻はどんどんヒートアップ。
入社してひと月、利益も上げてないし、実績もない、仕事もきちんとこなせるかどうかわからない社員に「給料いつ上がりますか?来月ボーナス貰えますか?」なんて聞かれたら社長も困るでしょう。
とりあえず「さすがにまだ聞けないよ、タイミングを見て上司に聞いてみるね。」と答えておきました。
当然、その答えで納得できない妻は無視・ため息・舌打ちなどを繰り返して威圧してきます。
僕は心ここにあらずの状態で晩御飯を食べ、食器を洗い、子どもたちをお風呂に入れて寝かしつける。
子どもたちが眠った後は数時間かけて妻の機嫌を直す。
深夜2時~3時まで話し込んでも完全に機嫌が直ることはなく、微妙な空気のまま眠る事がほとんどでした。
2~3時間ほど眠り、朝5時前に起床。
子どもたちの寝顔に励まされながら家を出て始発で出勤。
妻は爆睡。
たったのひと月ふた月ですが、やはりこの生活習慣と精神状態では頭が正常に働かなくなります。
そろそろ限界です
家に帰れば妻に罵られ、会社に行けば上司のパワハラ。
能天気でポジティブな僕ですが、笑顔も減りイライラする事も多くなりました。
原因不明の吐き気もあり、そろそろ限界かも…と自分でもそう思うようになりました。
そんな時、事件が起こりました。
でっかいのび太くん(パワハラ上司)がハシゴから落ちて病院に運ばれたのです。