パワハラ上司とモラハラ妻に責められて
職場でパワハラ・自宅でモラハラの続きになります。
職場ではパワハラ上司にいびられ、自宅ではモラハラ妻に怒られ、可愛い子どもたちの寝顔に励まされながら始発で出勤する日々が続きました。
満員電車で気分が悪くなり、せっかく始発で出たのに途中下車してベンチで休憩するなんてことも多々ありました。
そんな状態の中で事件は起こりました。
でっかいのび太くん(パワハラ上司)がハシゴから落ちて病院に運ばれたのです。
ハシゴを使って高い場所に段ボール箱を乗せようとしたところバランスを崩してコンクリートの地面に落下したようです。
ちなみにそれは事務の女の子(Lさん)の仕事でした。
「お、Lちゃ~ん、これ乗せればいいの?手伝ってあげるね~!」とニコニコしたまま落ちたそうです。
そして、でっかいのび太くんがコンクリートに叩きつけられた時は、物凄い衝撃音が響いたようです。
高さ1m程度のハシゴとはいえ、身長185cmの超巨漢が完全に真横になって落下したら相当の衝撃がありそうですね。
そのまま地面で悶絶していて身動きできない様子だったので救急車を呼んだとの事。
あれはかわいそうだった…とさすがのLさんも同情していました。
そして翌日。
首をでっかいギプスで固定した、でっかいのび太くんがいました。
痛々しい姿のパワハラ上司に挨拶してみた
突然の怒号でした。
あれから何年も経ちましたがこのセリフは忘れもしません。
入社してひと月からふた月の僕なので上司たちと同じレベルで仕事できているとは当然思ってもいません。まだまだ覚える事もたくさんあります。
なぜ、同じ職場で敵を作ろうとするのか。なぜ、部下を敵認定してしまうのか理解できないことだらけの上司でした。
単純に女の子(Lさん)の前でいいかっこしようとしていただけかもしれません。
Lさんが「はぁ?」という表情で、でっかいのび太くんの後頭部を睨みつけていました。
納得のいかない悶々とした心のまま帰宅
納得のいかない気持ちを抱えたまま自宅に帰る僕。
「こんな時、モラハラ妻ならどうするのか?」
非常に興味深かったので妻に一通り話して答えを求めてみました。
ここで初めて僕の中で【転職】という選択肢が出てきました。
やはり相談できる相手がいるというのはとても良いことです。
【今よりも稼げて、早く帰ってこれる職場】があればやめてもいいという事がわかっただけでホッとした自分がいました。
いつかこういう日が来ると思って勉強していました
実はモラハラ妻の実家で義両親と同居している時から独立するために勉強していました。
サラリーマンとして働き始めてから「遅いんだよ、早く帰ってこい!」「安月給のくせに!」などと毎日のように罵られていた僕。
どこかに勤めているうちは毎日これが続くのは確定的、これじゃだめだ…と思い、独立して自営業で稼いでいくための勉強をしていました。
ただ、サラリーマンの安定した収入は手放せませんでした。
突然の倒産や、本当にやばくなった時、その時のためにいざとなったらという気持ちで始めた独立の勉強。
「そろそろ本気で独立の事を考えてみよう」と思い始めた時、またしても事件が起こりました。
パワハラ上司のイジメ的な策略
ある日、でっかいのび太くんから頼み事をされました。
外注先の工場に商品を引き取りに行き、それを先方に届けるだけ。
さっそく出来上がった大量の商品を引き取りに外注先の工場に。
梱包された商品が並べられていました。
そして、大量の商品を車に積み込み、先方に送り届けて納品完了。
数時間後に事務所に戻ると何やら重い雰囲気。
社長と上司が僕を見つけるなり怒号をあげる。
話を聞いたところ、【商品はあっていたが中身の並びがめちゃくちゃだった】らしい。
簡単に説明すると、箱の中に1~10の数字が順番に並べられているはずが、グチャグチャに並べられていたようです。
それありなのか…。
それ以前に、上司も中身は確認したはずだろう…。
とはいえ完全に油断していました。
納品までの工程は間違いなくあんたが担当だっただろう。
そうは思いましたが急ぎの仕事なので早急に外注先の工場に手配しました。
厳しい世界です。
完全に外注先の手違いであれば徹夜してでも間に合わせますが、やはり上司が絡んでいたのでそうもいかないとの事。
社長にその事を伝えると、社長自ら外注先に電話。
なんと徹夜して間に合わせてくれると返事があったようです。
「マジで何なのこの人たち。」と心の底から思いました。
何事もなかったかのように笑いながら通常の業務に戻る社長と上司。
その日は車の中で泣きながら弁当を食べました。
子どもたちの顔を思い出すと余計に泣けてきました。
そして決断しました。
会社を辞める。