退職と起業
パワハラ上司とモラハラ妻に責められての続きになります。
ブラック企業に就職し、パワハラを伴った社内の人間関係に絶望した僕は決断しました。
会社を辞める
そう決めてからの僕の行動は早かったと思います。
まずはモラハラ妻へ報告。
先日、会社の件で相談した時に妻が言ったセリフ。
【やめるんだったら今よりも稼げて早く帰ってこれるところ探せよ。】
会社を辞めるならこの約束を守ればいい。
僕は他の企業に再就職するつもりはありませんでした。
起業して全て自分一人でやる
再就職した先もまたブラック企業で、同じようにパワハラや人間関係で悩まされるのは絶対に嫌でした。
パワハラやモラハラを受けている本人は想像以上のダメージを受けているという事を今回の件で学びました。
パワハラ加害者やモラハラ加害者は「鍛えてやってるんだ、育ててやってるんだ、ワハハ」などと笑い話で済ませるでしょうが、されている本人としてはシャレになりません。
一日の仕事を終え、タイムカードを押した瞬間にはもう明日の事で悩んでいます。
妻からモラハラを受けて晩御飯の味もわからないほど心ここにあらずの状態の僕が、さらに会社でパワハラを受けてしまった。
もう、今日一日何をしていたのかわからないほどの精神状態になっていました。
これを確実に避け、なおかつ今以上の収入を得るなら起業するしかないと思いました。
モラハラ妻を説得
今まで妻に反対する意見は何一つ通った事はないと記憶しております。
ですが今回、妻を説得するのは簡単だと思っていました。
なぜなら、
お金に超弱いから。
起業する会社の仕事の内容や業務の流れ、収入面を妻に全て説明しました。
すんなりと説得する事に成功しました。
あとは社長に退職願を提出して、最後の日まで仕事をこなすだけです。
パワハラ社長に退職願を提出
当然ですが、何の躊躇もなく次の日に退職願を社長に渡しました。
本当にパワハラの自覚がなかったのか…と驚きました。
そして、その日の夜から社員総出で僕を引き留め始めました。
上司たちだけでなく、単身で遠方へ行っていた社長の息子までも登場。
毎晩のように飲みに誘われましたがすべて断りました。
事務所で少し時間があれば擦り寄ってくる上司(でっかいのび太くん)。
めちゃくちゃ気持ち悪かったです。
社長の息子はとても優しく部下想いの筋の通った方でした。
新しく入社してくる人が、僕と同じような目にあってはいけないと思い、今まであったパワハラの事や社内の人間関係など、社長の息子には全て話しました。
退職する最後の日まで引き留めは続きましたが、僕の頭の中は起業の事でいっぱい。
ワクワクしながらいろいろな事業計画を練っていました。
ブラック企業へ最後の出勤
退職願を提出してから僕へのパワハラ行為はピタッと終わり、清々しい気分で最後の日を迎える事ができました。
ですが、パワハラを受けていた時の苦しさや悔しさは一生忘れません。
社内でのパワハラ、無駄な残業、「それは何の意味があるのか」と思ってしまうような上司の発言や行動など、様々な事を見て、経験しました。
ブラック企業のパワハラはニュースの中の出来事だと思っていましたが身近にありました。
そしてそれは本当につらい。
家族を養ってくために辞めることができない、そんな状況の中にいる人は本当につらいと思います。
そして無事にブラック企業を辞めて起業しました。
起業した結果
収入ノルマも無事に達成。
営業職をやっていて本当によかったと心の底から思いました。
たくさんの人に出会い、たくさんの人に支えられました。
そして、仕事の原動力になったのは【パワハラ上司を見返したい】という気持ち。
それでも人生はなかなかうまくいきません。
パワハラ問題は終わりましたが、モラハラ問題が残っています。
妻の不倫が激化し、さらに険悪な毎日を送る事になりました。