おばあちゃんはモラハラ妻の本性を見抜いていた

モラハラは見抜けない。

と言われていますが、モラハラ妻の本性を見抜いていた人が一人だけいました。

僕のおばあちゃんです。

それも、たった一度の挨拶だけで。

もちろん、おばあちゃんは「モラルハラスメント」という言葉も行為も知りませんので「見抜いた」というより「何やらおかしな不穏な空気」というものを感じていたのだと思います。

僕がモラ妻から逃げ出してきた時に、母から初めてこの話を聞きました。

おばあちゃんはモラ妻を「普通ではない」と確信していました。

おばあちゃんと僕

僕はおばあちゃん子でした。

祖母は、僕が2歳になってから同居し始めて母の代わりに面倒を見てくれていました。

日本昔話に出てくるような優しくて物静かなおばあちゃんです。
怒られた事は一度もありません。

日曜日はよくバスに乗って一緒にショッピングセンターに行き、漫画を買ってくれました。
駅を見下ろせる最上階のレストランからたくさんの電車を眺めながら祖母とお昼ごはんを食べるのが大好きでした。

小学校中学年・中学生・高校生は僕はサッカー漬けの生活になり、祖母と出かける事も少なくなりましたが、練習や試合が終わり帰宅すると、泥だらけの僕が晩御飯をモリモリ食べる姿を隣でニコニコと眺めてくれていました。

そして、高校生の時、僕に彼女ができました。
彼女を自宅に招待した時、ちょうどおばあちゃんと遭遇して挨拶する事もありました。
実家を出て一人暮らしを始めてからできた彼女も一緒に帰省した時に紹介しました。
4人ほど、おばあちゃんに彼女を紹介した事があります。

見るからにドヤンキーの彼女を紹介した時は「おばあちゃんびっくりするかな」と心配しましたが、

「愛嬌があって可愛らしい子やね。」

と、僕と二人になった時に嬉しそうに言ってくれました。

僕がいないところでも彼女たちの事を

「あの女の子も良い子やな」
「あの女の子は気の強い子やね」
「あの女の子は優しい子やね」

と、母に嬉しそうに話していたそうです。
僕が付き合ってきた女の子はみんな「良い子・優しい子・可愛らしい子」とおばあちゃんは嬉しそうに見守ってくれていました。

が、モラ妻の時は違いました。

おばあちゃんとモラ妻

モラ妻と交際が始まりました。
僕の故郷に行ってみたいというモラ妻の提案で実家に帰省しました。

その時はまだ、よく笑うしっかり者の女の子でした。口も悪くなく、無視もそこまで頻繁ではない時です。「幸男」と名前で呼んでくれていたくらいですね。

本性を二割も出していないくらいだと思います。

そんなモラ妻とおばあちゃんが初めての対面。

モラ妻はいつもどおり、にこやかな笑顔でおばあちゃんに挨拶しました。

【妻】
○○です、はじめまして~!
【祖母】
遠かったやろ?ゆっくりしていきや。
【妻】
はい!ありがとうございます~。

一泊ほどして、僕の故郷を楽しみました。
とても楽しい休暇になりました。

しかし、僕とモラ妻を見送った後、おばあちゃんは母に言いました。

「あの子は良くない。」

それから何度かモラ妻と僕のおばあちゃんは出会う事になりますが、常に僕のことを心配してくれていたようです。

「あの女の子はきついで、幸男は大丈夫か。」

と、祖母は母によく確認していたそうです。

そして、数年後に祖母が亡くなり、僕がモラ妻から逃亡してきた時に母は、「おばあちゃんは最初からわかってたんだ」と思ったそうです。
その時に、祖母がモラ妻を「良くない」と思っていた事を母から聞きました。

おばあちゃんはモラ妻の何を見たのか

おばあちゃんはこの世にはいないのでもう確認する事はできません。

今思うと、おばあちゃんは僕の事を見ていたのだと思います。
モラ妻を交えた数分にも満たない挨拶と雑談の中の僕を。

僕が彼女に話しかける時や、気の使いよう、表情など。

ずっと僕の事を見ていたおばあちゃんは、どこかぎこちなく接していた僕の不自然さに気付いたのだと思います。
後は「長年生きてきた勘」というやつかもしれません。

僕が2歳の頃から、自然体の僕を見守ってくれていた祖母。
自然体の僕とは違う姿を見て「おかしい」という事を察したと同時に、「この女の子は良くない」と判断したのかもしれません。

モラハラ妻の本性を二割も出していない時期でしたが、確かにそういう傾向はあったのだと僕自身思います。
彼女に気に入ってもらいたい、トラブルのない楽しい日にしたい、という思いが自然と接し方に出ていたのだと思います。

パートナーの事を「本気で好きになる前、愛してしまう前」に、おばあちゃんのような人に紹介してアドバイスを貰えば、モラハラの被害者になる事を防げるかもしれませんね。

モラハラは自分で見抜く事は難しいけど、自分の事をよく知っている人なら簡単に見抜いてくれるかもしれません。

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