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逃げた僕を追いかけてモラハラ妻がやって来た【2回目の録音】

僕は二回目の逃走を実行しました。

しかし、想像していなかった事態に。

妻が僕の実家まで迎えに来た

夜遅くに子どもを二人車に乗せて僕の実家まで迎えに来たのです。

昨日、あれだけ僕を罵倒した妻。
人生の中でも、人にここまで傷つけられた事はありませんでした。

そこまで言う必要ある?
なぜそこまで他人を傷つける事ができるのか。
そこまで言うなら離婚すればいいのに…。

様々な事を思いました。

夫婦関係の改善のための建設的な会話などひとつもなく、ただ僕を傷つけて否定するだけの時間。

モラハラ妻にとって良好な夫婦の関係というのは、夫である僕を完全に支配している状態の事。

夫婦でお互いを尊重し合い、協力し、助け合う、何て考えは微塵もありません。

二人で美味しいものを食べながら雑談している時でさえ不快だったのだと思います。

常にマウントをとりに来る妻。
それを冗談だと思いながら笑って流す僕。
そして、支配できない事に苛立ち、ストレスをため、乱暴な言葉を使って抑え込もうとすることが当たり前になってしまった妻。

僕と妻が対等な立場で仲良く生活できる事はありえないのです。

妻にとって、同じ立場で接してくる僕が許せないのです。
妻にとって、二人が対等な立場になってしまったら良好な夫婦関係ではなくなるのです。

なので立ち上がれなくなるくらい、反抗できなくなるくらい、徹底的に僕を傷つけ、支配しようとしてくるのです。
それが妻にとって、良好な夫婦関係になるための改善方法。

そんな人間と生きていけるわけがありません。

妻とご対面

【妻】
こんばんわ~。夜分遅くにすいません、お義母さん。
【母】
いらっしゃい、ゆっくり話してね。

二人ともにこやかに挨拶を済ませる。

眠っている子どもたちを車から抱きかかえて家の中に運ぶ僕。

妻を応接室に通してくれた母が僕に話す。

【母】
後悔しないようにしっかり話しなさい。

ボイスレコーダーを握りしめて頷く僕。

しっかりしないといけないのに身体に力が入りませんでした。
放心状態に近い状態で妻が待つ応接室へ向かいました。

モラ妻と最後の話し合い

応接室に入ると妻の表情はさっきとは一変していました。

ギロリとこちらを睨みつける妻。

【妻】
お前、いいかげんにしろよ。

昨日、あれだけめちゃくちゃに傷つけてやったのにまだ私に反抗するのかこの野郎。

逃げる事も反抗する事も許さない。

黙って私に従ってればいいんだよ。

そう妻は僕に言いました。

【僕】
それじゃあ奴隷と一緒じゃないか…。

妻は鼻で笑ってこう言いました。

そうだよ!奴隷なんだよ!
お前はただ私に従って馬車馬のように働けや!


本当にこんなひどい事をパートナーに言ってしまう人っているんですね。
驚きです。

何が妻をここまで言わせてしまうのか。

妻は今、夫婦関係の改善のために一生懸命頑張っています。
僕を完全に支配するために、暴言を吐き、威圧し、反抗できなくなるまで傷つける。
理想の夫婦関係にするために妻は今、必死で僕を傷つけているのです。

昨日、さんざん暴言を吐かれた事もあり心を痛める事はありませんでした。

ただ、意識が朦朧としてきて頭が働かなくなりました。

そんな僕に対して妻は一向に口撃をやめません。

怖い顔して物凄く酷い事を言ってるなあ。
昔はこんな事、言わなかったのになあ。
初めてのデートで初めて二人で食べたのは蕎麦だったかな。
あっさりしてて美味しかったなあ。

そんな事を思いながらただ打ちのめされていました。
そして、僕の中で何かが吹っ切れたのか、今までなら絶対に言えなかった言葉が出てきました。

【僕】
そろそろ帰ってくれる?

頭も心も働いていない僕の口から出てきました。

【妻】
はあ?帰るわけねーだろーが。
【僕】
じゃあ、(実家に)迷惑かけたくないから一緒に帰ろう。

妻との最後の会話は30分くらいだったでしょうか。
ボイスレコーダーで録音する事にも成功し、いとも簡単に終わりました。

心は無。

【僕】
ありがとう。帰るよ。
【母】
そう…。大丈夫?

妻が乗ってきた車に仕事道具を積み込み、子どもたちを乗せ、家族四人で住んでいた家に向かいました。

この時の心境はどんな感じだったのかはっきりと思い出せません。

明日からまた妻に罵られ、妻の顔色を伺う生活が始まる…と恐怖と不安でビクビクしていたのか。
放心状態で特に何も感じなかったのか。
どうしよう・逃げたい・どうしよう・逃げたい…そればかり考えていたのか。

今となっては当時の心境が思い出せません。

自宅に到着

自宅に到着し、商売道具と子どもたちを家に運ぶ。

明日からまたここで仕事するためにパソコンをネットに接続する。

淡々と元の場所に戻し、元通りにしました。

妻はそれを確認すると、寝室で子どもたちと眠りました。

僕はまだ放心状態で眠れませんでした。

真っ暗な部屋に座ってただボーッとしていました。

フラフラと最後の逃走

気付けば深夜2時。

明日からまた妻との生活が始まる。
まるで夢でも見ているかのような最悪な展開。

…これって現実なの?

さらに頭は働かなくなりました。

寝室に行き、妻が寝息を立てて眠っている事を確認。

手前にいた長女を抱きしめました。
次女は一番奥、妻の隣で眠っていました。
妻を起こさないように次女の頭をそっと撫でました。

そして静かにドアを閉めました。

僕はヨレヨレでペラペラのジャージ姿のまま財布だけを手にもってドアを開ける。

三度目の逃走です。