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モラハラ妻から逃走【2回目】

妻との生活はもう限界。
友人Tに連絡をして車で迎えに来てもらいました。

商売道具一式を車に積み込んで出発。

僕の実家へと向かう道中。

【T】
そんなにやばい奥さんだったの?

モラ妻はこんな人間だった。
こんな事をされた。こんな事を言われた。

Tにモラ妻との生活を話しました。
久しぶりの再会だというのに、スラスラとモラ妻について説明する事ができました。


そして僕は改めて思いました。

普通ではない。

どう考えてもおかしい。
テレビ番組によくある【鬼嫁と家族】というレベルではない。

Tに冷静に話しているうちに【やはり普通の夫婦ではなかった】と改めて思いました。

恥ずかしい事も、思い出したくない事も、何でも話せる友人がいるというのは素晴らしい事です。
話をするだけで本来の自分を少しずつ取り戻してきたように感じました。

そして僕の実家に到着。
夕方くらいだったでしょうか。

【T】
落ち着いたら飲みに行こうぜ!いつでも連絡してこいよ!暇だから!

モラ妻の話を聞いてくれただけでなく、同級生たちの現状や昔の思い出話で楽しませてくれたTに感謝です。

明日、従兄弟のKちゃんの事務所に商売道具を運び込んで、それから弁護士事務所に行く事にしました。

母に離婚の決意を報告

ちょうど家にいた母。

【母】
どうしたの?

突然、パソコンやら何やらを持って帰宅した息子に驚く母。

【僕】
いろいろあって離婚しようと思う。
【母】
そう…。

モラ妻とここに来る度に、僕の様子がおかしいと薄々感づいていた母。
家族四人で過ごす前にここで生活していた時のこともあり、危うい夫婦関係だという事に気付いていたようです。

僕と妻の離婚については特に何も言いませんでした。
ただ、子どもたちの事については言われました。

【母】
相手(モラ妻)にどれだけ非があっても子どもたちには関係ないからね。離婚した後も父親としてしっかりと責任を果たしなさい。

そうです。
子どもたちは関係ありません。
妻と生活できなくなった僕のわがままで離婚するのです。
子どもたちと二度と会えなくなっても養育費はしっかりと払っていこう。
離れ離れになった子どもたちに、僕ができる事はお金を振り込む事だけなのです。

父親が突然いなくなり、ただでさえ悲しいのにお金もない…想像するだけで胸が痛くなります。
お金を振り込んだところで子どもたちの傷が癒えるわけではありませんが僕にはそれしかできないのです。

何よりも、お金がなくて心に余裕がなくなったモラ妻が一番恐ろしい。

貯金も車も何もかも、妻と子どもたちに渡す。
子どもたちの事を考えると何の苦でもありません。

お金は働けば稼げるのです。

モラ妻から鬼電

ついに来ました。
モラ妻からの鬼電。

電話を無視していた僕に妻からメールが届きました。
(当時はLINEがありませんでした。)

今から行くから待っとけよ

手が震えました。

逃走2回目という事もあり、妻も少しは様子を見てくれるだろう…と僕は思っていました。
明日、弁護士事務所に行って先生に相談するくらいの猶予があると勝手に思い込んでいたのです。

何よりも、車の運転が嫌いな妻が僕の実家まで来るはずがない、と思っていました。
しかも、結構夜遅くの時間です。

これはやばすぎる…。
脂汗のようなものが噴出し、鼓動が早くなり、焦る僕。

せめて今日と明日は、モラ妻と距離を置きたい。

僕はお義母さん(妻の母親)に電話をかけていました。
お義母さんに妻を説得してもらおう、と思ったのです。


お願いです、電話に出て電話に出て電話に出て…心の底から願いました。

【義母】
もしもし?どうしたの!?何かあったの!?

僕からお義母さんに電話するのは珍しいので驚いたように電話に出てくれました。
これで助かるかも…と安心しました。

手短に経緯を説明して、モラ妻を落ち着かせてほしいとお願いしました。

【義母】
あー、あたしじゃ無理だわ。そっちで解決してくれる?

そして電話が切れました。

携帯電話を持ったまま放心状態。
まさに絶望でした。


どうしよう…。
とりあえず、母に報告。

【僕】
今から来るんだって…。
【母】
そう…。…しっかり話しなさい。

人生の中でもトップクラスの絶望感でした。

気が気ではない状態でモラ妻の到着を待つ。
従兄弟のKちゃんやAさんにアドバイスを貰おうか…とも考えましたが、もう手足が動きませんでした。

本当に最後の最後…妻にしっかり話してみよう。
ボイスレコーダーを握りしめて僕は覚悟を決めました。

駐車場に妻が乗る車が到着しました。

モラハラ妻との最後の話し合いが始まります。