同棲して見えてきた彼女の本当の姿
やはり結婚する前に同棲する事をおすすめします。
僕の場合、同棲しても最悪の結果になってしまいましたが…。
正常な心を保っている方なら良い方向に持っていけると思います。
「一緒に住んでいると、良いところも悪いところも発見できてパートナーとお互いに成長していける!」なんてモラハラ妻を相手に甘い考えでした。
同棲して一か月で彼氏を「お前」と呼ぶように
【幸男ちゃん】→【幸】→【お前】
初めて聞いたときは信じられませんでした。
喧嘩の勢いで僕の事を「お前」と呼んでからずっと「お前」呼ばわりです。
女の子からはもちろん、ヤンキー系の女友達からも「お前」なんて呼ばれたことが一度もない僕にとってかなり衝撃でした。
当然「お前って呼ぶのやめてくれる?」と何度も言いましたが「お前はお前じゃん」で終わり。
そして「お前」もしくは「おい」で僕を呼ぶようになるのが普通になってしまいました。
まあ最初はかなり抵抗がありましたが慣れてしまいました。
テレビでは鬼嫁が旦那さんに「お前」と当たり前のように呼ぶし、気の強い女の子なら普通に彼氏を「お前」と呼ぶのでしょう。
僕の周りの女友達や付き合ってきた女の子たちにたまたま「お前」と呼ぶ人間がいなかっただけ…と思うようになっていました。
尋常ではない屁の回数
生理現象だから仕方ありません。
人は誰だって屁もこくしゲップもします。
それでもやはりキレイめギャルの彼女が初めて屁をこいた時はショックでした。
僕自身、人前で屁はこかないので余計に…。
とにかく屁の回数が半端ありませんでした。
テレビを見ながら、部屋を歩きながら、本を読みながら(自分のオシャレ雑誌は当然のように何冊も購入)、浴室からシャワーの音をかき消すほどの大音量の屁の音が聞こえてきたこともありました。
まあでもこれは生理現象。
僕と一緒に生活する事に慣れてくれた表れです。
「呼び方」や「屁」なんて些細な事でした
同棲する事で口調や呼び方が変わったり、屁を連発するなんてことはよく聞くお話ですね。
「お前」という呼び方については「気の強い女の子」で済ませ、「屁」は笑って済ませていました。
(これもいけなかったのかもしれませんが…。)
やはりモラハラ妻と同棲して、一番恐ろしかったのは「喧嘩」ですね。
喧嘩と言っても僕が一方的に謝り続けるだけなのですが、やはり「無視攻撃」がきつかった。
そして同じくらい恐怖したのは
ヒステリックな叫び声と暴言
本当に凄かったです。
まさに、耳をつんざく叫び声でした。
当然、部屋の外にも漏れているでしょう。
それに加えて激しい暴言。
人格否定から何から何まで罵倒する暴言。
そしてその後にやってくる「無視攻撃」。
怒鳴るだけ怒鳴って無視を決め込むモラハラ妻
彼女がヒステリックに叫んでいる最中に話そうにも、大声で遮られ何も発言できない状況です。
自分のターンがやってくるまで律儀に話を聞いていました。
胸が張り裂ける思いで暴言を受け止め、無言でうなずき謝り続ける。
そしてようやく自分のターンがやってきました。
自分の思いを丁寧に伝えます。
反論すると火に油なので「自分が思っている事」として伝えます。
すでに無視モード
精一杯丁寧に、優しい口調でゆっくりと、自分が思う事を伝えましたが何の返事もありません。
彼女の返事を聞き、それに対して僕が答える、という流れがないのです。
言いたいことを叫ぶだけ叫び、無視を決め込む。
僕の思いを聞く前に、一方的に遮断するのです。
あとは彼女の機嫌が直るのを待つだけ…。
直った頃には喧嘩の事など忘れて新しい一日が始まる。
やり場のない思い、自分が伝えたかった事は自分の中で消化しました。
諦めた訳ではなく「いつか彼女に伝わるだろう」という甘い甘い考えでした。
無視を決め込んだ彼女の横顔に僕の思いを伝えるだけの毎日。
おそらく、僕が彼女に伝えた事は離婚するまでの間、何一つ届かなかったと思います。
結婚するまでの同棲生活でよく覚えている事というと「よく怒られた」「彼女のご機嫌取りだった」というような事。
どこにデートに行ったとか、旅行に行ったとか細かいことは覚えていません。
それでも当時は彼女の事が好きでした。
ただ、「なぜ彼女の事がそんなに好きだったのか」という事はわかりません。
「彼女の何がそんなに良かったの?」
彼女との生活を友人に話すと聞かれましたが、本当に何が良かったのか思い出せないのです。
まるで洗脳でもされていたかのように。
怒らせてしまった時は機嫌が直るまで謝り続ける、という事が自然と体に染みついていました。
今現在、モラルハラスメントが話題になってきており、情報もたくさん出ています。
その中で確実に出てくる【モラハラ加害者がよく言うセリフ】を何度も聞かされました。
怒らせたお前が悪い
言いまくってたよこれ…と離婚前後に【モラルハラスメントについての情報】を読みながら思いました。
やはり加害者はこのセリフを口にしてしまうようです。
当たり前のように平然と言い放っていました。
何も解決していないので何度も繰り返す
当然です。
彼女と僕との間で、喧嘩について何も解決しないままなので何度も繰り返す。
彼女は何のために怒っているのか、僕は何のために怒られているのかわからない
本当にこの繰り返しでした。
「いやいやいや、普通にその時点で別れろよ!」と誰もが思うでしょう。
それが不思議なんですが、当時は僕自身、普通のカップルの痴話喧嘩にしか思っていなかった。
毎日のように怒られる事が普通になり「本当に怒りっぽいなあ…」としか思わない。
確かにその時は怒鳴られ暴言を吐かれ罵られ、とてもつらいです。
でもまだ好きなんです。
普段の彼女はしっかり者でおしゃれが好きな普通の女子です。
機嫌が良い時の彼女が本当の姿
と、自分の都合の良いように思い込んでいました。
自分が選んだ彼女なんだから大丈夫…そんなおかしな人ではない、と思い続けました。
若さゆえの気性の激しさ、僕が至らなかったから彼女を怒らせた、当時は本当にそう思っていました。
どちらも本当の姿
良い時も悪い時もどちらも本当の彼女の姿でした。
そして、機嫌が悪い時の彼女は人間の心を簡単に砕いてしまうほど質の悪い人間だった。
愛や情など何もない、ただ僕を傷つけるために怒鳴り叫ぶ人間だったのです。
根本的な問題には触れる事なく、その場しのぎ(謝ること)だけで彼女との生活を続けていました。
完全に屁に慣れました。